
天高名物「あしび山荘」での林間学校の情報です。
外部からはネガティブな印象が強いですが、実際に行った生徒たちの感想は「楽しかった」の声しか聞きません。
この記事では、「あしび山荘」のトイレや飲み水の情報なども書いています。
みなさまの不安を少しでも払拭できれば嬉しいです。
天王寺高校林間学校「あしび山荘」とは?
天王寺高校では、1年次に奈良県東吉野村に「あしび山荘」に1泊2日する伝統行事があります。
生徒たちは標高約1300mの山にある山荘めざし、食料や水、薪などをかついで3時間ほどかけてのぼります。
途中、急な坂や沢があるなかなかのハードな登山で、山荘には電気もガスも水道もトイレもありません。
まさに野外活動!
まさに野人生活!
この林間学校行事を終え、天高生たちの絆が一気に深まります。
飲み水はどうなってるの?
道中の飲み水は各自がペットボトルなどで持っていきます。
現地では近くを流れる川の水を飲み水や調理時に使用。
私は川の水に病原性の細菌やウィルスがいないか不安を感じていたのですが、ちゃんと事前に学校が調査してくれており、安全性を確認してくれていました。
トイレはどうする?
トイレは決まったエリアに穴を掘ってします。
女子は抵抗あるかも知れませんが、意外と大丈夫みたいでした。(ウチは息子なので詳しくは分かりません。スミマセン)
トイレは山荘から少し離れた場所でするので、防犯と安全面から必ず何人かで行くようになっていました。
「ウチの子、トイレが長いんだけど」と心配してましたが大丈夫だったようです。(笑)
建物の管理は大丈夫?
「あしび山荘」は天高山岳会の持ち物で、林間学校行事以外にスキー山岳会やワンダーフォーゲル部などが利用したり、天高のOB/OBが利用しています。
年に1回、この行事のためだけに使用しているのではなく、定期的に人が利用しており、管理された施設になっているため、荒れ果てた建物ではありません
「あしび山荘」クラスの日程はいつわかる?
毎年7月の3週~4週にかけて、1クラス1泊ずつ順番に泊まります。
2025年は7月19日(土)から28日(月)までの間にありました。
順番は1組から始まるわけではなくバラバラ。
どうやって決めてるのかは謎ですが、夏休みの予定もあるので日にちがいつわかるかヤキモキしていました。
「あしび山荘」のクラスの日程がわかったのは6月の1週目です。
息子は手紙を出さず、私が知ったのは2週目でした(-_-;)
「あしび山荘」参加の費用は?絶対に参加しないとダメ?
「参加費用は13,000円ほどですが、参加人数によって変わることがあります」と事前に案内されていました。
5月に参加承諾書の提出があり、この時点で参加人数が確定。
参加費用も事前に連絡をもらっていた13,000円で変わりありませんでした。
強制参加なの?
ネットで天高のあしび山荘行事を検索すると、「強制参加」「体調が悪くても登らされる」など書かれていましたが、そんなことはありません。
事前に参加承諾書がありますし、体調が悪い人は登りませんし、途中で下山もします。
実際、ほぼどのクラスにも1、2名の不参加はいました。
ただ、
「なんだか不衛生な感じだから参加したくない」
「トイレが嫌だから不参加にしよう」
みたいな人はいないです。(私が知ってる限り)
もちろん学校行事なので参加が基本と言うことはありますが、それ以上にみんな不安より楽しみの方が大きいよう。
女子はとくにトイレを不安に思うようですが、参加した女子のお母さんに聞いても「楽しかったといってたよ~」とのことでした。
山登りは本格的だけど周到な準備でクリアできる
山登りは本格的。
標高1300mの明神平を、途中の昼食休憩をふくめながら約3時間かけて登ります。
女子が先頭でその後を男子が続くようになっており、ムリのないペースで進みます。
浅瀬の川を渡ったりロープを使うような場所もありますが、基本的にはよく整備された登山道です。
初めて登山をする子供がほとんどですが、事前に生徒たちにシッカリとした説明があるので心配することはないかと思います。
また登山前に行われた保護者向けの説明会では質疑応答時間もあり、不安を軽減してくれました。
登山では各クラスにつき添いの先生が4~5人、看護師1名、ガイド、OG/OBの参加が1~4名つき、生徒をサポート。
学校、卒業生たちが一丸となって支援してくれます。
まとめ
衛生面や安全面から外部から色いろ言われる林間学校「あしび山荘」ですが、
- 周到な準備(水質調査、登山道・山荘状態のチェック等)
- 事前に参加アンケートあり
- 生徒や保護者へ丁寧な説明
- ムリのないスケジュール
- 行ったら楽しい
と言った素晴らしい行事となっています。
ぜひとも文明から離れた生活を体験し、人生の宝物にして欲しいです!

