
天高名物?の1泊2日の林間学校「あしび山荘」から帰ってきた~。
出発前日まで全く荷物等用意していなかった息子。
ほとんど用意したのはハハでした。
こんな人まかせでイイの~??
中学生までは行動範囲がせまかったこともあり、どこへ行かせるにも心配してしていたけど、高校に入ってからは通学や部活で家にいない時間がふえ、1泊いなくても思ったほど寂しさはなかった。
(いや、ちょっと寂しかったけど)
息子といえば通学と同じ雰囲気ででかけ、ごくごく普通に帰ってきた。
帰って来た第一声は、
「疲れた~」
そして、
「楽しかった!」
電気や水道がない場所でクラスメイト達と過ごし、グッときずなも深まったみたい。
とくに大きなハプニングもなく、唯一あったといえば買ったばかりの登山靴で少し靴擦れした程度。
山の中で鹿を見たり、蜩の鳴き声を聞いたり、星を眺めたりして思いきり楽しんで帰ってきた。
行きのお昼は持参したお弁当を紅葉渓谷で食べるんだけど、そこで前日に宿泊したクラスメイト達と入れ違いになる。
そのときに前泊したクラスメイト達が応援歌の「黄塵はるか」を歌ってこれから登るクラスメイト達を送り出すのが恒例となっているそうで、なんとも天高らしい。
本当、青春ね~。
「伝統校」バンザイ。
山頂に到着後、すぐに作業を開始し、夕食を作り、片付け、レクを楽しみ、21:30頃就寝。
寝袋で寝たので少し寝にくかったようだけど、消灯後におしゃべりする子もおらず、翌日にちゃんとそなえるあたりが天高生。
翌朝は持参したパンを食べ、昼食のおにぎりを作って下山。
あっと言う間の1泊だったよう。
「あしび山荘」はガチの山登りで、電気も水道もトイレもないコトから外部の人から結構ヒドイ?イメージを持たれてるみたいだけど、本当に素晴らしいと思う。
こんな経験を学校でさせてもらえるなんて、なかなかない。
私は子ども達にそういった経験をほとんどさせたコトがなかったので、本当にありがたい。
もちろん自然の中での活動なので危ないこともあるかも知れない。
事前にもらったパンフレットで
「ヘビにかまれた場合の対処法」や「ハチにさされた時の対処法」
などと書かれていて正直少しビックリしてしまった。
でも、こういうことは知っておいた方がいい。
世の中は安全な場所ばかりではない。
危険を想定したり、回避したり、対処したりする知恵を得ることは生きる上で大切なこと。
そういうことも含め、「あしび山荘」は素晴らしい活動なんだと思う。
こんな貴重な経験をさせてくれる天高には本当に感謝しかない。
事前に準備や調査に行ってくださった先生方やOB、OGに心からお礼を言いたい。
大勢の子ども達を自然の中に連れて行くことは、こちらが考えているよりずっと大変なハズ。
それでも「子ども達にとって素晴らしい体験になる」との信念のもと、毎年行ってくれている。
本当に息子が天高に入ってよかった。
帰宅後の息子はといえば、まずはすぐにシャワー。
そのあとリビングでダウン。
翌日になって筋肉痛。
普段使ってない筋肉を山登りでつかったのね~。
ぎこちない歩き方をしながらも、「また、あしびに泊まりたい!」ニコニコしてそう言った息子。
素晴らしい経験になってよかった!